人だけじゃない!犬の紫外線対策
5月になり紫外線もだんだんと強くなってくる季節になりました。日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたり、紫外線対策を始めた方も多いのではないでしょうか??
紫外線=悪いことばかり というイメージがあるかもしれませんが、人間も犬も太陽の光を浴びることは必須で、わんちゃん達にとっても紫外線に対するメリットとデメリットがあるようです。
まずはメリットを少し見てみましょう!
ビタミンDを生成
ビタミンDとはあまり聞きなれない言葉ですが、太陽の光に当たることで体内でビタミンDが生成されます。
このビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれるそうで、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ作用があります。日光に長いことあたらないと、ビタミンDが不足してしまい、カルシウムの摂取量も下がってしまう恐れも。
犬はペットフードが総合栄養食なので健康維持に必要な成分は食事で確保できますが、適度な日光浴は人間と同じようにこのような効果が期待できます。
皮膚病の予防
紫外線の中には殺菌効果も含まれているため、紫外線を浴びることで皮膚が殺菌され、皮膚病の予防にも♪
ではデメリットはなんでしょうか・・?
熱中症やヤケドの原因に
お天気な日はわんちゃんをお外でたくさん遊ばせてあげたいところですが、夏場は特に日中の外で遊ばせるのは危険です。
熱いアスファルトの上を歩かせるのは火傷の原因でもあり、照り返しで熱中症を引き起こす可能性も。わんちゃんは人間よりも地面に近く、地面からの熱を受けやすいので特に注意が必要です。
皮膚がんなどの病気を引き起こす原因にも
紫外線は犬に日光性皮膚炎と呼ばれる皮膚炎を起こすことがあります。
紫外線を過剰に浴びすぎると、皮膚が炎症を起こし、重症になると脱毛したり潰瘍ができたりすることもあります。
人と同じように大量に浴びすぎると皮膚がんにかかるリスクも高まり、紫外線もその一因です。さらに皮膚がん以外にも角膜炎や白内障になるのも紫外線の影響でもあるとのことで、わんちゃんもしっかり対策をしないと紫外線の影響はとても大きいようです。
夏場は短くサマーカットをする子もいますが、直射日光を浴びやすくなるので洋服を着せてカバーしてあげましょう。
犬が日焼けするとどうなる?
犬の日焼けは、人のように小麦色になるわけではありません。
日焼けしやすい被毛が薄い部位に赤みやかゆみが生じやすく、皮が剥けるなどの炎症を起こす可能性があります。
また、犬が日焼けしやすい部位は、被毛が薄く、皮膚に紫外線の影響を受けやすい箇所です。
とくに直射日光が当たりやすい、鼻に起こりやすいでしょう。被毛が薄い犬では背中でもよく見られるようです。
わんちゃんのためにしてあげられる対策
まずはお散歩の時間を気を付けてあげましょう。紫外線の量が特に多い日中の時間はお散歩をさせないようにするのがベストです!
ですが、紫外線が弱くなったからと言って、熱い時間帯にお散歩をするのはとても危険ですので、夕方涼しくなってからお散歩しましょう。
雪の多い季節では、雪からの照り返しもあるので、それについても配慮してあげると優しいですね。
目が弱い子、目に疾患が疾患があるような子であれば、最近は犬用のサングラスやゴーグルなども販売されていますので、どうしても日差しが強い時に外出する必要がある場合はサングラスを活用してみるのもいいですね。
紫外線がもたらすことは良いことも悪いこともありますが、炎天下や紫外線が大量に降り注ぐ時間帯や季節は避けて、適度に太陽の光を浴びさせてあげましょう。

















