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Pet column ペットコラム

シニア犬・猫との暮らし

お家に迎えてあんなに幼かったペットも、一般的に7歳ごろを過ぎると、シニア期に入るとされています。
今日、ペットの高齢化も言われているように、シャポワンでもご来店頂いているわんちゃん・ねこちゃんもシニアの子も増えてきました。

ペットも私たち人と同じように、年を重ねるごとに変化があらわれるようになります。まだまだこれからの人生を元気で健やかに過ごしてもらうためにも、健康状態に合わせ、きちんとしたお世話が必要になってきます。
そこで、シニアになると見られる変化と対策や、気を付けるべき事をご紹介します☆


シニア期の日頃の生活

老犬・老猫になると徐々に寝ている時間が増えて、サークルやベッドなどの場所で日中を過ごすことが多くなります。
また、目も見えにくく、耳も聞こえずらくなるという変化が表れてきます。

注意点

同じ場所で過ごすことが多くなるので、サークルやベッドなどの周辺は清潔に保つように心がけておきます。
汚れやニオイがつきやすいタオルや毛布はこまめに洗濯をして取り替えます。こまめに洗えないベッドなどは、ペットシートを敷いた上にカバーを掛け、ベッドを汚さない工夫をするとよいでしょう。

また、快適に過ごせるように、お部屋の段差や室温も気にかけてあげましょう。さらに、目や耳が不自由になった場合、お部屋の模様替えなどで一気に配置を変えたりすると、上手く対応できずにケガや事故につながる可能性もあるので注意が必要です。

 

老化のサイン

・壁にぶつかる
・眼が白く濁る
・耳が聞こえづらい
・白髪が目立つ
・トイレの変化
・食欲食事の変化・睡眠時間が長くなる
・夜鳴きをする
・歩くスピードが遅い
・カラダや脚が震える

シニア犬になってくるとこういった症状がみられてきます。
例えば、目の病気により視力が低下すると、家の中でも壁にぶつかって眼球を傷付けたりすることがあるので注意が必要です。

5~6歳からは1年に1回、高齢になってからは少なくとも1年に2回は動物病院で定期健診を受けることをおすすめします。そして、見た目からはわからない体の変化にも気づくことができるので、できるなら半年に1回、少なくとも1年に1回は健康診断を受けることをお勧めします。

 

お散歩について

年齢とともに少しずつ足腰も弱くなります。
ですが、全く運動をしなくなるとかえって筋力が衰えて寝たきりへと進行してしまいます。
弱くなった足腰に過度な負担がかからない様に、運動は無理のないようにします。

散歩中は視覚や聴覚、嗅覚などの刺激に多く触れるため、脳の活性化にもつながります。ストレスの発散にもなり、精神面にもいい刺激を与えます。
運動量やお散歩の時間、距離などはわんちゃんの様子を見ながら息切れする、足がふらつく、座って動こうとしないなどが見られたら休ませつつ無理のないように心がけてあげましょう。

 

被毛・皮膚のケア

若い時はつやつやで綺麗だった被毛も、だんだん毛の色が白っぽくなったり、毛量が少なくなっていきます。このようなことから、ブラッシングを定期的に行い、被毛の状態や皮膚の状態をチェックしてあげることが重要です。

ブラッシングやマッサージをすることにより血行不良をなくし、全身に栄養が行き渡ることを助けます。また血行がよくなれば、不必要な老廃物も排出されるので、むくみなどの軽減も期待できます。
あらゆる機能が衰えてきたシニアの子達にとって、健康状態をサポートすることに繋がります。

犬猫、全年齢の子にとって、ブラッシングは大切なお手入れであり、コミュニケーションの機会でもあり、飼い主さん自身にもリラクゼーション効果があると言われています。

なお、シニア期に入ると、イボが出来ることがあります。年齢のためにできるものと、何かしらの疾患によるものなどもあるので、注意しながらお手入れをしてあげましょう。

 

お手入れ方法

目のまわりや口元は水を含ませたスポンジで毎日拭き取りましょう。
歯磨きが難しく歯石が着いていて口臭がある場合は、水を含ませたコットンで拭いてそれ以上悪化させないようにします。

耳の中なども汚れてニオイがこもりがちになるので、コットンなどでやさしく拭き取ります。

排泄物で汚れやすいお尻や陰部付近も念入りに。特に、寝たきりになると皮膚がたるみオシッコで後肢やお腹まわりも汚れやすくなります。

 

お食事

お食事についてですが、年を重ねるごとに内臓機能も衰えていきます。摂取したカロリーをうまく消費できず太りやすくなるのもこの時期の特徴です。

今までと同じようなフードでは、胃に負担がかかり消化不良を起こしたり、栄養が十分に吸収できなかったりすることもあります。

また、運動量が減っているにも関わらず、高カロリーのフードを与え続けていると、糖尿病や腎臓病などの原因にもなりえるそうです。

注意点

高タンパク質で、低脂肪、低カロリーなシニア用のフードに切り替えるのがおすすめです。
さらに、消化不良を予防するために、一日量で一回に与える量を減らして回数を増やしたり、ドライフードならお湯などで適度に柔らかくしてあげるなど、工夫してあげてみてください。

 

大好きなペットにいつまでも元気に長生きしてもらうには、ライフステージに合わせたお世話をすることがとても大切になってきます。

シニア期の子たちの気を付けるべきことを一部ご紹介しましたが、日ごろの事は飼い主さんが一番理解できると思うので、普段からペットのことをよく観察・ケア、快適に過ごせるような環境づくりをして、もっともっと健康に長生きしてもらいましょう!

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