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Pet column ペットコラム

避妊・去勢手術の重要性について

健康な体にメスを入れるのは可哀想。
と手術をためらっている飼い主の方も少なくはないかと思います。

しかしその結果、毎年多くの子犬や子猫が捨てられたり、保健所に持ち込まれ殺処分されています。

そういった可哀想な命をこれ以上増やさないためにも、また、発情のストレスをなくし病気の予防をするためにも避妊・去勢の手術はおすすめ致します。

避妊・去勢の手術は安全でほとんど心配のないものです。
また、手術を受けていない犬猫に比べ、手術を受けた犬猫の方が健康で長生きする傾向にあります。

 

避妊・去勢手術の利点

【オス猫】
攻撃性の低下。性格が穏やかになりしつけもしやすくなる。
尿のマーキングが減る。(※)発情期にメス猫を探して家出することもなくなる。

【メス猫】
望まない妊娠を防ぐ。乳腺腫瘍・子宮・卵巣の病気の予防。
発情期の異常な鳴き声がなくなる。

(※)オス猫の発情は定期的なものではなく、メス猫の発情に誘われて起こる。
そのため、メス猫の発情期(春・夏・秋)にオス猫の家出が多くなり、そのまま帰って来ないことも少なくはない。

【オス犬】
前立腺の病気や精巣・肛門周辺の腫瘍・会陰ヘルニアの予防。
攻撃性の低下。性格が穏やかになりしつけもしやすくなる。
尿のマーキングが減る。発情のストレスがなくなる。

【メス犬】
望まない妊娠を防ぐ。乳腺腫瘍・子宮・卵巣の病気の予防。
発情のストレス・出血がなくなる。オス犬も寄って来なくなる。

 

手術の時期

手術の時期は大体猫は生後6~8カ月、犬は生後6~7カ月から可能と言われています。

しかし個体差もありますので、詳しい時期はかかりつけの病院で獣医さんに相談してみましょう。

 

その他注意点

発情している期間は出血が多くなり危険が伴うので、手術を行わない病院がほとんどです。発情が来ている場合は獣医さんに相談をして時期をずらした方が良いかもしれません。

また、体調がよくない時は手術を延期した方が良い場合もありますので、手術当日は体調をよく観察し、気付いたことは獣医さんにしっかり伝えて下さい。

まだ手術がお済でない方、手術をするか迷われている方も、人もペットも無駄な心配やストレスをなくし、共に過ごせる時間をより長く健康で楽しいものにするためにも避妊・去勢の手術は行うことをおすすめ致しますので、どうかご検討ください。

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