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Pet column ペットコラム

ノミ・ダ二から愛犬・愛猫を守りましょう!!

朝晩の冷え込みが増してきていて、冬がだんだん近づいてきているのを実感するようになってきていますね。
最近は気温が低いからといってノミ・ダ二の予防を怠ったりしていませんか??

確かにノミやダ二は気温が下がると活動性が低下するようです。しかし、活動性が低いだけで、年中いつでもわんちゃん・ねこちゃんに寄生するタイミングを待っています。

ノミやダ二の多くは草むらに潜んでいます。室内飼いだとはいえ、お散歩、お庭、ベランダなどでも寄生される可能性があります。

「うちの猫は室内で飼っているから、猫ノミはつかないはず」と思っている飼い主さんもいるかもしれませんが、外出時に人の服や靴にノミがくっつくことで、家の中にノミが入ってしまうことは珍しくありません。
また、犬の散歩の際に、道にノミの成虫・幼虫・卵が落ちていることは多く、茂みや草むらに近づいたときに、ノミが犬の体に付着し、室内に持ち込まれることもあります。

幼虫や卵、サナギとして、湿気が高く暗い場所(部屋の隅、ソファ、カーペット、畳の隙間など)に潜んでいます。
その他にも、同居のわんちゃん・ねこちゃんでうつしあったり、人が持ち帰ってしまうこともあるので、決して油断はできません!!

 

 

ノミの発生しやすい時期・場所

ノミは暗くて湿った所、花壇や公園の草むらによくいると言われています。
公園に行ってお散歩し終わった後等、室内に侵入しベットやカーペットで増えていきます。

ノミは、通常1日~6日間で卵からふ化して幼虫になり、2度の脱皮をした後、さなぎから成虫になります。
メスの成虫が寄生すると1〜2日後から毎日約30個の卵を生むそうです!そう考えると1匹ついただけでも大変。

 

ダニの発生しやすい時期・場所

森の草むらや、広い公園や河川敷の草むらなどに潜んでいると言われています。

皆さんがよく目にするダニは「マダニ」と言われています。
マダニは、ダニの中でも大きく、血を吸っていない時では約2〜3mmですが、血を吸った後には、その100〜200倍まで大きくなるそうです!

またノミ・ダ二はさまざまな感染症を運びます。

 

ノミの場合

瓜実条虫症

ノミの体内にはノミの体内には瓜実条虫の幼虫が入り込んでいることがあり、ノミをつぶしたりすることで犬・猫の体内に入り感染。下痢や体重減少などを引き起こします。

 

猫引っかき病(バルトネラ症)

ノミが媒介するバルトネラ菌が、猫のツメや口腔内を経由し、猫に引っかかれたり、咬まれたりすることで人に感染。リンパ節の炎症や発熱を引き起こします。

 

ダ二の場合

バベシア症

バベシア症の原因となる原虫を持っているマダニが犬を吸血した時に感染します。この原虫は犬の赤血球に感染し、ひどい貧血を引き起こします。一度感染すると完治することは難しく重篤な場合は死に至ることもあります。

 

ライム病

ライム病はその原因菌であるボレリア菌を持っている野ネズミやシカ、野鳥の血を吸ったマダニが犬を刺すことで感染します。感染すると関節が腫れたり、足を地面に着けなかったり、発熱、神経過敏などの症状がみられます。
人の場合、皮膚症状のほか、リンパ節の腫れや筋肉痛、関節痛、時にインフルエンザの様な症状を伴うことがあります。

 

これらのように刺されるとその部位に皮膚炎が起こり、かゆみがあるのはもちろん、人にも感染する病気にかかることもあるので、注意が必要です。

レジャーなど、おでかけする機会が増える季節になりましたが、そのような時期こそ、わんちゃん・ねこちゃんのノミ・ダ二予防をしっかりと行いましょう!!

ノミ・ダ二の予防としてよく使われているのが首の後ろに垂らすスポットタイプが多いようです。
その他にも飲み薬やスプレータイプなど予防・駆除のお薬がありますので、生活環境にあわせて選ぶのもいいでしょう。

ちなみによく市販されているものは医薬品ではなく効果もあまり期待できるものではないので、動物病院で処方されるお薬を使うことをおすすめします!

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