shampowan

Pet column ペットコラム

ペット検診の重要性

犬や猫は人間同様、健康診断というものがあります。犬猫の平均寿命も延びてきており、健康に対する意識も年々高まっています。
動物が人の何倍ものスピードで年をとることを知っている方は多いと思いますが、その分時間の進み方も病気の進行も早くなります。

【犬の場合】
小型犬・中型犬・大型犬で3歳以降から人に換算したときの年齢の増え方が異なってきます。

一般的にシニア期と呼ばれる年齢だと7歳になりますが人に置き換えると40代になります。年に一度の健康診断だと人に考えると4年に一度、大型犬だと7年に一度になります。

そう考えると年2回程度こまめに予防接種のときに一緒に健康診断をしても良さそうです。

また病気や怪我を負った際、動物は周囲に悟られないように体調不良を隠してしまう傾向があるため、飼い主さんが異変に気付いたときには病状が悪化しているという事態に陥ることもあります。入念にセルフチェックを行っていたとしても、見えない病気に気がつかない可能性もあります。

言葉で自己主張をしてくれない犬や猫にとって、健康診断は欠かせないのです。

 

健康診断のメリット

早期発見、早期治療

健康診断の優れたメリットといえば、“早期発見・早期治療”です。
ペットは早く歳を取るため、病気の進行も早くなりがちです。気付いたときには手遅れということにならないためにも、病気の芽は早期に摘んでおきたいもの。
そのためにも定期的な健康診断が役に立ちます。

 

治療の選択肢が広がる

定期的な健康診断を行った場合、病気の早期発見が可能となります。その場合、治療の選択肢が広がりやすいのがメリットです。

手の施しようがないという最悪の事態や、ペットに大きな負担を強いる治療などは、できるだけ避けたいものです。
早期の発見であれば、ペットにとってストレスの少ない治療を選択できる可能性が高くなります。

 

日常のケアのアドバイスを聞ける

毎年の結果を比較することで、各項目の変化がわかり健康状態を維持するのに役立ちます。
異常ではなくても、数値を把握することで、食生活の見直しなどの対策をとることができます。

お家でも、こまめに体重を測ってあげることで体調の変化に気づくこともあります。
日頃から家庭でも行えるのはブラッシング・歯磨き・目周りやお耳掃除など毎日触れ合うときに少しでも行えるように習慣にするとわんちゃんも美容時や触られて苦手意識の改善にも繫がってきます。

清潔に保つことがわんちゃん・ねこちゃんにとって生活習慣病の予防にも繫がります!

 

安心することが出来る

自分で「うちの子に異常はなし!」というのと獣医師さんに「この子に異常はなし!」というのとでは安心感が格段に違います。飼い主さんの不安を和らげる効果も一つあるのではないでしょうか。

 

定期健診の理想回数

基本的に、健康なワンちゃんの場合5~6歳までは、一年に1回、7歳以上は、一年に2回という回数が理想です。
ただ、持病を持っていたり、一度大きな病気をしたことがあるなどは獣医さんに相談して回数を調節した方が良いでしょう。健康な状態のワンちゃんをかかりつけの獣医さんに定期的に見てもらっておくと、異常の見分けがつきやすいというメリットもあります。

 

かかりつけ病院で受診しましょう!

安心なペットライフを送る上で、信頼できる近所の動物病院を把握しておくことはとても大切な事です。普段から同じ病院に通い続けることで、万が一の時にも獣医がしっかりと状況を把握して対応をしてくれます。

毎年検査する病院が異なると、過去の健康状態や病歴を前提とした処置を検討することができません。くれぐれも「健康診断が安いから普段はこっち」「何か異常があったときは近くのこっち」とならず、急な事態にもすぐに対応・相談できるような関係性を日頃から築いておきましょう。

慣れてくると、かかりつけの獣医師さんと、自分のペットについてお話するのがどんどん楽しくなると思いますよ。

 

一般的な検査内容

・体重測定
・尿検査
・糞便検査
・検温
・全身の検査→聴診、触診、視診、耳や眼の診察等
・レントゲン検査(腹部・胸部)
・超音波検査(腹部)
・血液検査  など

コース内容や料金などは動物病院によって異なります。
大切なペットが病気にかかり、後悔する前に飼い主様がしっかり納得して、満足できる検診を受けましょう!

Back number