ブラッシングをしましょう♪
犬には毎日のブラッシングとシャンプー前のブラッシングが欠かせません。
猫は一般的に自分で自分の毛をきれいにしますが、長毛種は口に入った長い毛を飲み込んでしまう恐れもありますので、飼い主の事前ケアが必要となります。
ブラッシングを行うことによって、抜け毛やフケを取り除き、被毛が毛玉になることを防ぎ、皮膚病などの予防ができます。また皮膚のマッサージ効果もあり、血行が良くなります。
毎日行うことで、ノミやダニを発見したり、皮膚の異常を早期に発見することができます。
さらに犬とのコミュニケーションをはかることができます。
シャンプーの前にブラッシングをするのは、毛がもつれている状態で洗うのを防ぎ、シャンプーの時間を短縮できるからです。シャンプー前は特に念入りに行いましょう。
道具の種類
・スリッカー
・ピンブラシ
・獣毛ブラシ
・ラバーブラシ
・コーム
・スクラッチャー
・ブラッシングスプレー
ブラッシングスプレー
ペットの毛に吹きかけてブラッシングをするスプレーです。ただ、ブラッシングするよりもサラサラふわふわになり、艶を保てる効果も期待できると言われています。
また、静電気予防、毛玉、切れ毛を防止する効果があります。
毛がべたつきやすい、毛がパサパサしている、毛が絡んでブラッシングしにくい、乾燥して静電気が発生しやすいなどのお悩みも解決してくれます!
またシニアのシャンプーが負担になるワンちゃんたちのシャンプーの代用にも最適です。
滑毛種の場合
パグやスムース犬のように、なめらかで短い毛をもつ犬はお手入れも簡単。
まず、ラバーブラシなどで毛の流れに逆らってとかして抜け毛や汚れを落とし、次に獣毛ブラシで毛の流れに沿ってブラシをかけて整えます。
短毛種の場合
コーギーやラブラドール・レトリーバー、柴犬のように、やわらかい下毛と上毛をもつ短毛の犬は、スリッカーやピンブラシで抜け毛をとり、もつれ毛をほどきます。
毛を手でかき分けながら、毛の流れに沿ってとかし、コームでとかして仕上げます。
中・長毛種の場合
長毛種はスリッカーやピンブラシで丁寧にとかします。
毛先がとけていても根元のほうが固まっていることがあるので、毛をかき分け、毛の流れに沿ってとかした後、コームで仕上げます。
コリーやシェルティ、ポメラニアンのように、長い上毛と密集した下毛がある場合は、スリッカーやピンブラシなどで下毛の抜け毛をしっかり取り除き、毛の流れに沿ってコームで整えます。
ヨークシャー・テリアやマルチーズなど、絹のように細く長い被毛の犬は、とくに毛がもつれて毛玉ができやすいので念入りにブラッシングします。
毛玉は少しずつほどく 長毛種では、わきの下やお腹、後ろ足のまわりなど体が擦れるところや、耳の後ろや顔のまわりなど犬がよくかくところは毛玉ができやすいので、日頃からしっかりブラッシングしましょう。
もし、毛玉ができてしまったら、指でていねいに少しずつほぐしていきます。
無理にほぐそうとすると犬はとても痛がるので、決して無理に引っ張ったりしないでください。
毛玉が大きくなり、フェルト状に固まってしまうとほぐれなくなるので、犬の皮膚を傷つけないように注意しながら、ハサミやバリカンでカットします。
毛玉がひどい場合は、トリミングサロンなどでケアをしてもらいましょう。
毛玉は皮膚炎などの原因にもなりますので、毎日のブラッシングでしっかりケアします。
ブラッシングが苦手な子
・ブラッシングに慣れるように短い時間から少しずつ慣らしていく
・ブラシを当てたら褒める、少しでもできたら褒めてあげる
・ご褒美のおやつを準備してブラッシングの時間が楽しいものだと思ってもらう
・リラックスしている状態で優しく行う
ブラッシングが苦手な子に無理矢理行ってしまうと更に嫌になりかねません。
ブラッシング=楽しいことになるように、嫌がらない箇所から少しずつ徐々に慣らしてあげることが大切です。そして、ブラッシング後はたくさん褒めてあげましょう。
まとめ
ワンちゃんと生活していくにあたって大切なブラッシング。
ブラッシングを怠ると毛玉ができ、一度できてしまうとほどくのが難しくなってきます。
ガチガチに固まってしまった毛玉は皮膚と引っ張られ、ワンちゃんが痛い思いをしてしまいブラッシング嫌いになることも。
日頃からブラッシングをし、ワンちゃんが快適に過ごせるように心掛けましょう。