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Pet column ペットコラム

犬の寝言について

愛犬が寝ている際、寝言を言っている事はありませんか?
そんな時はお顔をジーっと眺めて寝言を言っている姿にホッコリしちゃいますよね。

そんな愛犬の寝言にも色んな意味があるのを知っていましたか?


○犬の寝言は記憶と整理
○学習タイム
○脳の疲れの回復

人間と生活を共にする犬たちは、日々常に何かを学習しています。
人も机に向かって一生懸命勉強した時、脳がストレスや疲れを感じたことがあると思います。そういった疲れは寝ると解消され、頭もすっきりしますよね?

犬も同じく、起きている時に学習したことを夢の中で学習しなおし、疲れた脳をリセットしている状態なのです。
犬が寝言を言っている時は何かを追いかけたり、おいしいものを食べたり、楽しかったり怖かったり、様々な経験と記憶を整理しています。
私たち人間と同じように脳の中で経験したことを思い出し整理しているのですね!

人間にとっても犬にとっても、眠る時間はとても大切なもの。眠ることによって脳と身体をリセット・回復し、そのおかげで翌日また元気に過ごすことができます。
犬も人間も共に日々健康で楽しく過ごすためにも、睡眠時間はしっかりと確保してあげましょう。

 

眠っている時に犬が見せる行動や仕草

・寝言(遠吠え、高い声で鳴くなど)
・しっぽを振る
・目や耳を動かす
・足をばたつかせる
・小刻みに動く
・痙攣する
・寝ぼける  など

※小刻みに体が震えている場合は注意が必要な場合があるので、いつもと違うと感じたら病院に相談するようにしましょう!

 

しっかり熟睡させるにはどうしたらいいの?

適度な運動をさせる

運動や肥満防止やストレス解消にとても重要ですが、良質な睡眠をとるためにも欠かせません。愛犬の体力に合わせて適度な運動を毎日しっかり行いましょう。
しかし、夜遅くの運動や散歩は、興奮により寝つきが悪くなり睡眠の質が低下する恐れがあるため注意しましょう。

 

安心できる寝床を提供する

愛犬の寝床の環境も大切です。人が頻繁に通る場所やテレビの横などは落ち着いて寝られません。
なるべく静かで眩しくない場所を選んであげましょう。

人がいないところに寝床を設けると、かえって不安やストレスを感じる犬もいます。愛犬の性格をよく把握し、愛犬にとって一番良い環境を整えてあげてください。

 

適切な温度管理を行う

犬にとって適切な室内温度は20〜25℃程度です。夏や冬は特に室温管理を徹底しましょう。子犬やシニア犬は少し高めの設定がおすすめです。
また、犬が快適な場所を自分で選べるように、部屋の中にも温度差をつけたり、他の部屋へ自由に行き来できるようにしておくと良いでしょう。

 

特に熟睡している時に見せる仕草

白目をむいたり、目が半目

安心しきって体の力が抜けた結果、寝ているのに目が開いていたり、白目になってしまう。

 

リラックスした状態で寝ている

仰向けに寝ている状態は熟睡サインです。いわゆる“へそ天”と言われている格好です。
これは、完全に危険がないと安心しきっているからこその寝相です。
また部屋のど真ん中や飼い主の匂いがするところに寝ている場合もリラックスしている状態です。

 

近くで音がしても無反応

寝ている近くでほんの小さな音がした場合にも無反応で寝続けている。
本来の本能として小さな物音・気配だけで起きてしまうのですが、それでも起きないということは、心から安心しきっている証拠です。

 

寝言&いびきを言っている

“クウン”“わんっ”“ヴヴぅ”など寝ている時に人と同じように寝言を喋っている時も熟睡サインです。

※愛犬の年齢が上がり、いままでいびきなどをしていなく、突然するようになったり、段々と激しくなってきた場合は睡眠時の無呼吸症候群の可能性があるので気を付けましょう。

 

体がピクピクとしている

鼻や耳・足がピクピクと痙攣をしたように動いている状態のときは、熟睡をしさらに夢を見ている状態です。
夢の中で動いている部分が現実でも動いていると言われています。

〇口が動いている→おいしい食べ物を食べている夢
〇足が動いている→楽しそうに走り回っている夢

また、舌を出しながら寝ている状態は体の力が完全に抜けた状態です。

 

愛犬の寝顔を楽しみつつ寝言を言ったり、何かアクションを起こしていないかゆっくり観察してみてはいかがでしょうか?

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