しっぽの動きについて
犬・猫にも種類が多くあるように、しっぽの形や長さにも様々な種類があります。そのしっぽの動きから、人はある程度の犬猫の気持ちを読むことが出来ます。
ある実験によると、犬同士のトラブルや喧嘩はしっぽで相手に適切なメッセージを送ることが出来ないときに起こりやすくなるそうです。
(断尾をしてしっぽがない犬だけではなく、全ての犬で起こり得る。)
ここでいくつかしっぽの動きからわかる気持ちを紹介します。
犬の場合
~上に上げた状態で背中側に曲げている~
自分の強さのアピール・その場のリーダーであることの主張
~高く上げてたまにくねくね動かす~
威嚇・攻撃心を示す
~後肢の間に挟み込んでいる~
恐怖心・攻撃的な相手に対して降参の気持ちを示す
~後肢の近くまでまっすぐ垂らし、ゆっくり揺らしている~
病気やケガで痛み・苦しみがある・精神的な不快感がある
~すばやく振る~
振り幅に関係なく、早く振っている時は興奮度合いが強く、逆に遅いときはそこまでの興奮ではない
※犬は振り方や速さ、幅によっていろいろな感情を表現しています。
猫の場合
~垂直に立てている~
親愛の証・嬉しい・甘えたい・おねだり
~毛を逆立て太くする~
驚きや恐怖心・相手への威嚇や攻撃心
~後肢の間に挟み込む~
恐怖心・弱気な気持ち
降参している時には耳持たれて腰も引けた状態になる
~だらっと下げている~
落ち込んでいる・体調が悪い・元気がない
~激しく振る~
怒り・イライラしている
~ゆっくり大きく振る~
リラックス状態・安心感
この様にしっぽの動きを見ることにより犬猫の気持ちを知ることが出来るので、飼い主が愛犬・愛猫とのコミュニケーションを取る上で大きな手助けになってくれると思います。
おうちでもしっぽの動きに注目して、ペットの行動を観察してみましょう♪